遺言書の保管制度のメリットとデメリット

　主なメリット
　　◎遺言書を安全に保管できる。災害に強い。改ざん・隠ぺいされない。
　　◎「遺言書の検認」が不要になる。遺言者死亡後の相続手続がスムーズ。
　　◎存在するはずの遺言書が見つからない、というトラブルを回避できる。
　　　⇒生前に「遺言を書いているから」と言っていたが、探しても見つけることができなかった、
というトラブルを回避できる。
　主なデメリット
　　◎本人が法務局に必ず出頭しなければならない。
　　　⇒代理人による方法は認められてないので、病気などの事情で法務局に出頭ができない場合は、
この遺言書保管制度を利用することはできません。
　　◎遺言の内容について審査される仕組みになっていないので、内容に法的な問題を含んだ遺言書が
作られてしまう危険性がある。
　　　⇒法務局は内容についてアドバイスをしてくれません。よって、専門家のアドバイスが無いまま、
遺言者の死後、相続トラブルの元になる遺言書が作成されてしまう恐れがある。



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